2018年 注目すべきU30のアーティスト15選
経済誌Forbesが『2018 30 Under 30: Music(2018年 U30の30人: 音楽業界)』を2017年11月14日に発表した。
リストには今年ヒットしたアーティストから、音楽アプリの制作者、売れっ子ラッパーのマネージャー、エンジニア、プロデューサー、マネジメント事務所社長、作詞家、作曲家などが名を連ねた。
この記事ではその中からアーティストだけを抜粋して紹介したい。
Cardi B(25)
シングル『Bodac Yellow』でアメリカのみならず世界を席巻したCardi B。ストリッパーからインフルエンサーとなり、ヒップホップ系のリアリティショーに出演、そこから19年ぶりに女性ソロラッパーとしてビルボードの首位を獲得した。これをMissy ElliotやRihanna、Nicki Minaj、Taylor Swiftらが祝福した。
超が付くほどの個性的な話し方やアクセントで発言にも注目が集まっている。
最近で言えばJimmy Fallonが自身のショーにCardi Bを迎え、たじたじになってしまったことが話題になった。
プライベートではMigosのOffsetと婚約している。
Playboi Carti(22)
『Magnolia』が爆発的にヒットしたハーレム生まれの彼は、A$AP Rockyの背中を追っている。A$AP Rockyが整えてくれた環境で思う存分やるだけだと言う彼は、そのファッションセンスにも注目が集まっている。Adidasの広告にも起用され、2017年は大躍進の年となった。
H.E.R.(20)
匿名アーティストとして2016年に発表した『H.E.R. Vol.1』が称賛されたH.E.R.は今年に入ってより多くのファンを獲得し、Alicia KeysやWyclef Jeanも虜にした。正体はGabi Wilsonだというのが世間の見解だが、所属レーベルは彼女の正体を明かしていない。
Joe Jonas(28)
ディズニースターとして、アイドルグループJonas Brothersとして10代から活躍していたJoe Jonasは、今年自身がボーカルをつとめるバンドDNCEでヒット曲を連発した。デビューアルバムの『DNCE』はRIAAによりゴールドディスクと認定され、その中に集力されているリードシングルの『Cake By The Ocean』はインターネット上で10億回以上再生された。
Khalid(19)
『Location』をヒットさせたKhalidが掴んだのは消費者の心だけではなかった。MarshmelloやCalvin Harris、Logicらの曲にフィーチャーされ、音楽業界内でもその特徴ある声が評価されている。
Lil Uzi Vert(23)
ストリーミング時代の寵児と言っても過言がないであろうLil Uzi Vertは2016年、SoundCloudで最もフォローされたアーティストとなった。Migosの『Bad and Boujee』にフィーチャーされたことが彼を一躍有名にしたといえる。代表曲とも言える『XO Tour Llif3』は2017年幅広い層に評価された。
Lizzo(29)
デトロイトに生まれ、19歳のころにはプログレッシブロックバンドに所属していたというバックグラウンドを持っつHip-Hopアーティスト。『Coconut Oil』や『Good As Hell』がストリーミングサイトで再生数を伸ばしており、2018年の活躍に注目だ。
Marshmello(25)
匿名のDJ/プロデューサーとして突如世界を席巻したMarshmelloは、2017年最も稼いだDJのひとりとしてランクインを果たした。
Migos(Quavo 26、Offset 26、Takeoff 23)
アトランタ出身のラッパーグループMigosは『Bad and Boujee』でその名を世界中に知らしめた。ビルボードの首位を獲得し、YouTubeでは5億回以上再生された。
Mike Posner(29)
『I Took A Pill In Ibiza』が10億回以上再生され、2017年にヒットアーティスト入りを果たしたシンガーソングライターのMike Posnerは、Justin Bieber、Avicii、Wiz Khalifaの曲を書いていることからもその才能がうかがい知れる。
Bebe Rexha(28)
多くの人がこの名前を見る理由は、彼女が他アーティストにフィーチャーされる多さにあるだろう。Bebe Rexhaは、G-Eazyとの『Me, Myself & I』でその存在感を発揮し、Martin Garrix、Louis Tomlinson、David Guetta、Nicki Minaj、Lil Wayneら、そうそうたるアーティストたちと曲をリリースしている。アーティストのみとしてならず、シンガーソングライターとしてRihannaとEminemの『Monster』やDavid Guetta、Nicki Minaj、Afrojackの『Hey Mama』を手がけるなど活躍の幅は広い。
Travis Scott(26)
2015年のヒット曲『Antidote』で知られるTravis Scottは去年『Goosbumps』をヒットさせ、ビルボードのアルバムチャートで首位を獲得した。現在ではツアー1会場につき1000万円以上を稼いでいると言われている。
SZA(28)
ミズーリ生まれニュージャージー育ちのSZAは、自身の曲に同レーベルのKendrick LamarやTravis Scottをとフィーチャーし、更にMaroon 5にフィーチャーされるなど、着実のその知名度を上げている。2018年にはワールドツアーもおこなう予定で、今後の躍進が期待される。
Hayley Williams(29)
十代の頃に『Riot!』でロックバンドParamoreとしてプラチナレコードを獲得したヴォーカリストのHayley Williamsは、その個性的で力強く、音域の広い歌声でZeddやB.o.Bにフィーチャーされるなど、幅広い層から親しまれている。
十年前とはすっかり音楽性が変わってしまったParamoreだが、未だにその人気は衰えない。
Young M.A(25)
シングル『OOOUUU』がトリプルプラチナを獲得したYoung M.Aは、2016年に女性アーティストとして始めてビルボードのHot Rap Songsチャートに登場したことで注目を集めた。ブルックリン出身の彼女は2018年にニューアルバムをリリースする予定だ。
Forbesによる30 Under 30: Musicはこちら